

THE HIGH HORIE
大阪市城東区
- 事業主:アートプランニング株式会社
- 設計・監理:不二建設一級建築士事務所
- 事業主:京阪電鉄不動産
- 施工:不二建設
エントランス 設計コンセプト
建設地付近には、あらゆる人種や職業、趣味趣向を持った人々が、多様な暮らし・働き方により都市生活を送っています。そこに住まう人たちが自分に合った住まい方を選べるように、住戸の間取りは多くのバリエーションをつくるとともに、住戸内にも高低差を設けて、空間の豊かさを享受できる工夫を施しました。様々な働き方に対応できるよう共用部にはコワーキングスペースやミーティングルームを設置して、快適に、スタイリッシュに都市を暮らせるコンパクトマンションを設計しました。
ラウンジ兼コワーキングスペース
様々な世帯や働き方に対応できるように、1階にはラウンジ兼コワーキングスペースを設置して、居住者が自由に打合せや作業が行えるようにPCの電源やWiーFi環境を充実させています。
ミーティングルーム
2階にはミーティングルームを設置し、大人数での打合せが可能。打合せのために来訪する関係者には居住者がスマートフォンのアプリにて、来訪者に入館許可を発行し、アプリを介して共用部に立入りできるようにしています。
住戸設計
住戸内は、階高を十分に確保した上で高天井とするだけでなく、廊下とリビング・洋室などを床面で高低差を設けて、視覚以外にも身体的に空間の変化を享受することができ、住まう人の日常に感覚的な豊かさを与えます。
外観 外観デザイン
事業主の「集合住宅に見えないスタイリッシュな外観」という要望から、各住戸の外壁側居室に大開口のサッシを設置し、外観上カーテンウォール調としてオフィスビルのような要素を与えました。ベースカラーはグレーのジョリパット、手摺などの金物をブラックとすることで全体を引き締め、都会的でシックな外環を実現しました。
施工プラン
計画地は、通勤・通学により通行人の多い歩道に面した場所。工事着手からの安全確保は最重要課題でした。さらにほぼ敷地全体の建物配置となっていたため、施工スペースの確保が難しく、コンクリート打設や揚重等を歩道および車道も利用する必要があり、第三者災害を起こさないように安全管理の徹底に重点をおいて工事を進めました。壁・天井の間接照明や金物等の形状・仕上げには、事業主の思いも含めて、設計監理者、施工者、協力業者が一体となり納得できるまで打合せを繰返して行い、満足できる仕上がりとなりました。事業主をはじめとする関係者、ならびに協力会社の方々のご協力により、契約工期厳守を実現し、無事故無災害で竣工することができました。
THE HIGH HORIE
- 所在地:大阪市西区北堀江3ー57ー3(地番)
- 主要用途:共同住宅(分譲)
- 事業主:京阪電鉄不動産
- 設計・監理:不二建設一級建築士事務所
- 施工:不二建設
- 設計期間:2017年8月〜2019年2月
- 施工:不二建設
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設計・監理
不二建設一級建築士事務所
総括・建築 西田 和夫
- 施工 不二建設 丸田 康晴